奥の細道 草加 現代仮名遣い
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「奥の細道」 「草加」の全文、「歴的仮名遣い」と「現代仮名遣い」の「ひらがな」表示です。現代仮名遣い(表記)=青色表示【】内に記載。
読み(発音)=橙色表示《》内に記載。
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奥の細道 草加
作者=「松尾芭蕉」 ジャンル=「紀行文」 成立=「江戸時代前期」
◆ことし元禄二年にや、奧羽長途の行脚ただかりそめに思ひたちて、呉天に白髪の恨みを重ぬといへども、耳にふれていまだ目に見ぬ境、
ことし
元禄二年(げんろくふたとせ)
に
や
奧羽(あうう) → 【おうう】《オーウ》
長途(ちやうど) → 【ちょうど】《チョード》
の
行脚(あんぎや) → 【あんぎゃ】
ただ
かりそめに
思ひたち(おもひたち) → 【おもいたち】
て
呉天(ごてん)
に
白髪(はくはつ)
の
恨み(うらみ)
を
重ぬ(かさぬ)
と
いへ → 【いえ】
ども
耳(みみ)
に
ふれ
て
いまだ
目(め)
に
見(み)
ぬ
境(さかひ) → 【さかい】
◆もし生きて帰らばと、定めなき頼みの末をかけ、その日やうやう草加といふ宿にたどり着きにけり。
もし
生き(いき)
て
帰ら(かへら) → 【かえら】
ば
と
定めなき(さだめなき)
頼み(たのみ)
の
末(すゑ) → 【すえ】
を
かけ
そ
の
日(ひ)
やうやう → 【ようよう】《ヨーヨー》
草加(さうか) → 【そうか】《ソーカ》
と
いふ → 【いう】《ユー》
宿(しゆく) → 【しゅく】
に
たどり着き(たどりつき)
に
けり
◆痩骨の肩にかかれる物、まづ苦しむ。
痩骨(そうこつ)《ソーコツ》
の
肩(かた)
に
かかれ
る
物(もの)
まづ → 【まず】
苦しむ(くるしむ)
◆ただ身すがらにと出で立ち侍るを、紙子一衣は夜の防ぎ、浴衣・雨具・墨・筆のたぐひ、あるはさりがたき餞などしたるは、さすがにうち捨てがたくて、路次の煩ひとなれるこそわりなけれ。
ただ
身すがら(みすがら)
に
と
出で立ち(いでたち)
侍る(はべる)
を
紙子(かみこ)
一衣(いちえ)
は
夜(よ)
の
防ぎ(ふせぎ)
浴衣(ゆかた)
雨具(あまぐ)
墨(すみ)
筆(ふで)
の
たぐひ → 【たぐい】
あるは
さりがたき
餞(はなむけ)
など
し
たる
は
さすがに
うち捨てがたく(うちすてがたく)
て
路次(ろし)
の
煩ひ(わづらひ) → 【わずらい】
と
なれ
る
こそ
わりなけれ
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もし
生き(いき)
て
帰ら(かへら) → 【かえら】
ば
と
定めなき(さだめなき)
頼み(たのみ)
の
末(すゑ) → 【すえ】
を
かけ
そ
の
日(ひ)
やうやう → 【ようよう】《ヨーヨー》
草加(さうか) → 【そうか】《ソーカ》
と
いふ → 【いう】《ユー》
宿(しゆく) → 【しゅく】
に
たどり着き(たどりつき)
に
けり
◆痩骨の肩にかかれる物、まづ苦しむ。
痩骨(そうこつ)《ソーコツ》
の
肩(かた)
に
かかれ
る
物(もの)
まづ → 【まず】
苦しむ(くるしむ)
◆ただ身すがらにと出で立ち侍るを、紙子一衣は夜の防ぎ、浴衣・雨具・墨・筆のたぐひ、あるはさりがたき餞などしたるは、さすがにうち捨てがたくて、路次の煩ひとなれるこそわりなけれ。
ただ
身すがら(みすがら)
に
と
出で立ち(いでたち)
侍る(はべる)
を
紙子(かみこ)
一衣(いちえ)
は
夜(よ)
の
防ぎ(ふせぎ)
浴衣(ゆかた)
雨具(あまぐ)
墨(すみ)
筆(ふで)
の
たぐひ → 【たぐい】
あるは
さりがたき
餞(はなむけ)
など
し
たる
は
さすがに
うち捨てがたく(うちすてがたく)
て
路次(ろし)
の
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と
なれ
る
こそ
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