奥の細道 平泉 現代仮名遣い
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「奥の細道 平泉」、「ひらがな」の「歴的仮名遣い」・「現代仮名遣い」「読み(発音)」です。現代仮名遣い(表記)=青色表示【】内に記載。
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奥の細道(おくのほしみち) 平泉(ひらいづみ)→【ひらいずみ】
作者=「松尾芭蕉」 ジャンル=「紀行文」 成立=「江戸時代前期」
◆三代の栄耀一睡のうちにして、大門の跡は一里こなたにあり。
三代(さんだい)
の
栄耀(えいえう・ええう) → 【えいよう・えよう】《エイヨー・エヨー》
一睡(いつすい) → 【いっすい】
の
うち
に
して
大門(だいもん)
の
跡(あと)
は
一里(いちり)
こなた
に
あり
◆秀衡が跡は田野になりて、金鶏山のみ形を残す。
秀衡(ひでひら)
が
跡(あと)
は
田野(でんや)
に
なり
て
金鶏山(きんけいざん)
のみ
形(かたち)
を
残す(のこす)
◆まづ高館にのぼれば、北上川南部より流るる大河なり。
まづ → 【まず】
高館(たかだち)
に
のぼれ
ば
北上川(きたかみがは) → 【きたかみがわ】
南部(なんぶ)
より
流るる(ながるる)
大河(たいが)
なり
◆衣川は、和泉が城をめぐりて、高館の下にて大河に落ち入る。
衣川(ころもがは) → 【ころもがわ】
は
和泉が城(いづみがじやう) → 【いずみがじょう】《イズミガジョー》
を
めぐり
て
高館(たかだち)
の
下(もと)
にて
大河(たいが)
に
落ち入る(おちいる)
◆泰衡らが旧跡は、衣が関を隔てて南部口をさし固め、夷を防ぐと見えたり。
泰衡ら(やすひらら)
が
旧跡(きうせき) → 【きゅうせき】《キューセキ》
は
衣が関(ころもがせき)
を
隔て(へだて)
て
南部口(なんぶぐち)
を
さし固め(さしかため)
夷(えぞ)
を
防ぐ(ふせぐ)
と
見え(みえ)
たり
◆さても義臣すぐつてこの城にこもり、功名一時の叢となる。
さても
義臣(ぎしん)
すぐつ → 【すぐっ】
て
こ
の
城(しろ)
に
こもり
功名(こうみやう) → 【こうみょう】《コーミョー》
一時(いちじ)
の
叢(くさむら)
と
なる
◆「国破れて山河あり、城春にして草青みたり」と笠うち敷きて、時の移るまで涙を落とし侍りぬ。
国(くに)
破れ(やぶれ)
て
山河(さんが)
あり
城(しろ)
春(はる)
に
して
草(くさ)
青み(あをみ) → 【あおみ】
たり
と
笠(かさ)
うち敷き(うちしき)
て
時(とき)
の
移る(うつる)
まで
涙(なみだ)
を
落とし(おとし)
侍り(はべり)
ぬ
◆夏草や兵どもが夢の跡
夏草(なつくさ)
や
兵ども(つはものども) → 【つわものども】
が
夢(ゆめ)
の
跡 (あと)
◆卯の花に兼房見ゆる白毛かな 曾良
卯(う)
の
花(はな)
に
兼房(かねふさ)
見ゆる(みゆる)
白毛(しらが)
かな
曾良(そら)
◆かねて耳驚かしたる二堂開帳す。
かねて
耳(みみ)
驚かし(おどろかし)
たる
二堂(にだう) → 【にどう】《ニドー》
開帳す(かいちやうす) → 【かいちょうす】《カイチョース》
◆経堂は三将の像を残し、光堂は三代の棺を納め、三尊の仏を安置す。
経堂(きやうだう) → 【きょうどう】《キョードー》
は
三将(さんしやう) → 【さんしょう】《サンショー》
の
像(ざう) → 【ぞう】《ゾー》
を
残し(のこし)
光堂(ひかりだう) → 【ひかりどう】《ヒカリドー》
は
三代(さんだい)
の
棺(ひつぎ)
を
納め(をさめ) → 【おさめ】
三尊(さんぞん)
の
仏(ほとけ)
を
安置す(あんちす)
◆七宝散りうせて、珠の扉風に破れ、金の柱霜雪に朽ちて、
七宝(しちほう)《シチホー》
散りうせ(ちりうせ)
て
珠(ため)
の
扉(とびら)
風(かぜ)
に
破れ(やぶれ)
金(こがね)
の
柱(はしら)
霜雪(さうせつ) → 【そうせつ】《ソーセツ》
に
朽ち(くち)
て
◆すでに頽廃空虚の叢となるべきを、四面新たに囲みて、
すでに
頽廃(たいはい)
空虚(くうきよ) → 【くうきょ】《クーキョ》
の
叢(くさむら)
と
なる
べき
を
四面(しめん)
新たに(あらたに)
囲み(かこみ)
て
◆甍を覆ひて風雨をしのぐ。(しのぎ、)しばらく千歳の記念とはなれり。
甍(いらか)
を
覆ひ(おほひ) → 【おおい】
て
風雨(ふうう)《フーウ》
を
しのぐ
しばらく
千歳(せんざい)
の
記念(かたみ)
と
は
なれ
り
◆五月雨の降り残してや光堂
五月雨(さみだれ)
の
降り残し(ふりのこし)
て
や
光堂(ひかりだう) → 【ひかりどう】《ヒカリドー》
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秀衡(ひでひら)
が
跡(あと)
は
田野(でんや)
に
なり
て
金鶏山(きんけいざん)
のみ
形(かたち)
を
残す(のこす)
◆まづ高館にのぼれば、北上川南部より流るる大河なり。
まづ → 【まず】
高館(たかだち)
に
のぼれ
ば
北上川(きたかみがは) → 【きたかみがわ】
南部(なんぶ)
より
流るる(ながるる)
大河(たいが)
なり
◆衣川は、和泉が城をめぐりて、高館の下にて大河に落ち入る。
衣川(ころもがは) → 【ころもがわ】
は
和泉が城(いづみがじやう) → 【いずみがじょう】《イズミガジョー》
を
めぐり
て
高館(たかだち)
の
下(もと)
にて
大河(たいが)
に
落ち入る(おちいる)
◆泰衡らが旧跡は、衣が関を隔てて南部口をさし固め、夷を防ぐと見えたり。
泰衡ら(やすひらら)
が
旧跡(きうせき) → 【きゅうせき】《キューセキ》
は
衣が関(ころもがせき)
を
隔て(へだて)
て
南部口(なんぶぐち)
を
さし固め(さしかため)
夷(えぞ)
を
防ぐ(ふせぐ)
と
見え(みえ)
たり
◆さても義臣すぐつてこの城にこもり、功名一時の叢となる。
さても
義臣(ぎしん)
すぐつ → 【すぐっ】
て
こ
の
城(しろ)
に
こもり
功名(こうみやう) → 【こうみょう】《コーミョー》
一時(いちじ)
の
叢(くさむら)
と
なる
◆「国破れて山河あり、城春にして草青みたり」と笠うち敷きて、時の移るまで涙を落とし侍りぬ。
国(くに)
破れ(やぶれ)
て
山河(さんが)
あり
城(しろ)
春(はる)
に
して
草(くさ)
青み(あをみ) → 【あおみ】
たり
と
笠(かさ)
うち敷き(うちしき)
て
時(とき)
の
移る(うつる)
まで
涙(なみだ)
を
落とし(おとし)
侍り(はべり)
ぬ
◆夏草や兵どもが夢の跡
夏草(なつくさ)
や
兵ども(つはものども) → 【つわものども】
が
夢(ゆめ)
の
跡 (あと)
◆卯の花に兼房見ゆる白毛かな 曾良
卯(う)
の
花(はな)
に
兼房(かねふさ)
見ゆる(みゆる)
白毛(しらが)
かな
曾良(そら)
◆かねて耳驚かしたる二堂開帳す。
かねて
耳(みみ)
驚かし(おどろかし)
たる
二堂(にだう) → 【にどう】《ニドー》
開帳す(かいちやうす) → 【かいちょうす】《カイチョース》
◆経堂は三将の像を残し、光堂は三代の棺を納め、三尊の仏を安置す。
経堂(きやうだう) → 【きょうどう】《キョードー》
は
三将(さんしやう) → 【さんしょう】《サンショー》
の
像(ざう) → 【ぞう】《ゾー》
を
残し(のこし)
光堂(ひかりだう) → 【ひかりどう】《ヒカリドー》
は
三代(さんだい)
の
棺(ひつぎ)
を
納め(をさめ) → 【おさめ】
三尊(さんぞん)
の
仏(ほとけ)
を
安置す(あんちす)
◆七宝散りうせて、珠の扉風に破れ、金の柱霜雪に朽ちて、
七宝(しちほう)《シチホー》
散りうせ(ちりうせ)
て
珠(ため)
の
扉(とびら)
風(かぜ)
に
破れ(やぶれ)
金(こがね)
の
柱(はしら)
霜雪(さうせつ) → 【そうせつ】《ソーセツ》
に
朽ち(くち)
て
◆すでに頽廃空虚の叢となるべきを、四面新たに囲みて、
すでに
頽廃(たいはい)
空虚(くうきよ) → 【くうきょ】《クーキョ》
の
叢(くさむら)
と
なる
べき
を
四面(しめん)
新たに(あらたに)
囲み(かこみ)
て
◆甍を覆ひて風雨をしのぐ。(しのぎ、)しばらく千歳の記念とはなれり。
甍(いらか)
を
覆ひ(おほひ) → 【おおい】
て
風雨(ふうう)《フーウ》
を
しのぐ
しばらく
千歳(せんざい)
の
記念(かたみ)
と
は
なれ
り
◆五月雨の降り残してや光堂
五月雨(さみだれ)
の
降り残し(ふりのこし)
て
や
光堂(ひかりだう) → 【ひかりどう】《ヒカリドー》
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